9月28日から30日の3日間にわたり,地域「超」体験プログラムが能登・小木で行われ,学生18名が参加しました。
共通教育科目「地域『超』体験プログラム」は,事前講義(3回),合宿(2泊3日),事後講義(1回),最終レポート作成・提出で構成されています。己を鍛え,己を磨き続ける学生生活を送るために,仲間と苦楽を共にする環境下で,知力・精神力の重要性と多様な価値観の存在,社会の構成員の一人であることを認識することで「人間力」の強化を目指すものです。
今回の合宿では坐禅体験や農作業体験,民泊体験,山崎光悦学長や福森義宏理事の講義などが行われました。農作業体験では,炎天下の中,共に助け合いながら農道の草刈りを行いました。また,臨海実験施設では,海洋動物の観察や水の透明度・温度の計測などの実習を行いました。民泊体験では,能登町の方々と生活を共にし,家事や作業を手伝い,直接話をすることで地域への理解をより深めました。さらに,合宿では地域で活躍する先輩との交流の機会を設けており,有限会社日の出大敷の取締役を務める中田洋助氏から職業観や価値観についてお話を伺い,地域に根差した働き方・生き方について理解を深めました。
合宿最終日の民泊報告会では,学生からは「地域に住む人たちの暮らしは,事前学習によって想像していたものと異なり,実際に来たからこそ分かったことが多かった」「地域の人たちの繋がりはとても強く,元気に暮らしていることが分かった」「コミュニケーション能力の不足を痛感した。もっと積極的に話せばよかった」などの報告があり,それぞれが地域に溶け込み,己を見つめなおす良い機会となったようです。今後,事後講義を行い,最終レポートを提出することで1単位が付与されます。
地域「超」体験プログラムは,今年度4回の実施を予定しており,7月の「珠洲」に続き,今回の「小木」は2回目の実施となりました。次回は10月6日から8日にかけて「白山麓」で実施されます。