統合失調症の認知障害に関わる分子の減少を発見

掲載日:2013-10-30
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医薬保健研究域医学系の橋本隆紀准教授が代表を務める脳情報病態学の研究グループは,米国ピッツバーグ大学精神医学部門(代表者:David A. Lewis 教授)と共同で,ヒト死後脳を用いた研究を行い,統合失調症患者の大脳皮質でKCNS3 と呼ばれる分子が減少していることを世界で初めて報告しました。
この発見により,低下しているKCNS3 を活性化することが統合失調症の認知障害を改善させる可能性が示され,今後の治療法の開発につながることが期待されます。
本研究成果は米国の精神医学専門雑誌「American Journal of Psychiatry」オンライン版 に掲載されました。

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