10月6日,公開講座「石川県の薬草資源を学ぶ1~『オウレン』について~」を開講しました。
はじめに,医薬保健研究域薬学系の佐々木陽平准教授から,「オウレン」の種類や産地,薬効などについての紹介,また,オウレンの中でもキクバオウレンは石川県に自生するもので,現在では各地で放置され急速に個体数を減らしている旨の説明がありました。
その後,受講者は角間の里山ゾーンを,ゾーン内に自生する薬草の解説を受けながら散策するとともに,保全を目的として,遊歩道に生えているキクバオウレンを採取し,整備された場所へ移植しました。
受講者は,自生する薬草の葉や根を実際に観察し,それらの薬効や生薬となるまでの生産プロセスについて熱心に質問。貴重な薬草資源への理解を深めました。
講師:医薬保健研究域薬学系 准教授 佐々木 陽平
医薬保健研究域薬学系 助教 安藤 広和
会場:金沢大学創立五十周年記念館「角間の里」および周辺の里山