脳・肝インターフェースメディシン研究センターの河﨑洋志教授および日本学術振興会特別研究員の戸田智久研究員らの研究グループは,出生は単に赤ちゃんを産み出すだけではなく,実は赤ちゃんの脳発達を制御するという出生の新たな役割を発見しました。さらに,出生が脳発達を制御する仕組みも調べ,精神疾患などで重要な神経伝達物質セロトニンが,出生と回路形成とをつなぐ鍵となる物質であることも発見しました。この成果は,出生異常による脳の発達障害の病態解明につながることが期待されます。
本研究成果は,2013年10月14日に,米国科学誌「Developmental Cell」オンライン版に掲載されました。
脳の発達における出生の新たな役割を解明
掲載日:2013-10-15
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