2月19日,金沢大学は,加賀市および株式会社フレイ・スリーとの連携により加賀市内で実施した「地方創生IoT×動画マーケティングハッカソン」の成果報告会を,かが交流プラザさくらにて開催し,同ハッカソン参加者を代表して学生3名が加賀市長をはじめ同市内の観光協会職員らに報告しました。
本ハッカソンは,IoTや動画といったデジタル技術を活用して加賀市の魅力発信を考えるとともに,学生のIT技術への関心を高め,企業家精神(アントレプレナーシップ)を育むことを目的としたもので,「観光×動画×IoT」をテーマに実施。開湯1300年の加賀温泉郷を代表する旅館「瑠璃光」を拠点に,加賀市の地域資源を分析しながら観光マーケティング戦略を検討し,オープンデータやGoogleマップ,人工知能(AI)スピーカー等を活用して加賀市の魅力を動画で発信するサービスを試作しました。
報告会では,動画撮影のコンセプトや観光客のターゲット等,試作動画作成にあたってのマーケティング戦略を発表。その後,試作したサービスのデモンストレーションを行いました。
観光協会職員からは,旅館に設置した場合の活用方法について質問があるなど,IoTデバイスを活用した観光客対応について,高い関心が寄せられました。また,加賀市長からも,継続的に温泉ハッカソンに取り組んで加賀市の地方創生につなげていきたいとのコメントがありました。
今後も,産学官の連携により,加賀市での温泉ハッカソンを継続的に実施する予定です。