2月24日,サテライト・プラザにてミニ講演「石川の酒はなぜ旨いのか?」を開講しました。
人間社会研究域人間科学系の青木賢人准教授が,さまざまなお酒の種類と製法を比較しながら,日本酒には材料となる「米」と「水」が重要であることを説明しました。特に石川の自然環境に着目し,降雪地帯でありながらも,稲作ができる気候環境にあることが「米」と「水」の共存を生み出し,石川の地酒の旨みを引き出していることを解説。続いて,日本酒と共通した製法である麹を用いる醸造酒の多くは照葉樹林帯に共通して見られる文化であることや,シベリア寒気団がチベット高原で遮られ日本へ流れ込む仕組みなどを説明し,受講者らは地域の名産品と自然環境との関係性について理解を深めていました。
講 師:人間社会研究域人間科学系 青木 賢人 准教授
会 場:サテライト・プラザ