8月24日から26日の3日間にわたり,金沢大学は石川県の志賀町笹波地区を中心に,学生が地元住民と交流しながら,祭礼への参加・農業体験・農家泊を通じて地域を学ぶ「『能登ウエストコースト志賀町ささなみ』究極体験プロジェクト」を実施し,本学学生と外国人留学生ら18名が参加しました。
これは,平成30年3月に本学と志賀町が締結した「ふるさとの資源を次代へと引き継ぐまち・ひとづくり協定」の一環で昨年度から実施しているものです。
志賀町は,日本遺産であるキリコ祭りや能登を代表する断崖・奇岩などの大自然に加え,能登のグルメブームをけん引する日本有数の好漁港を持つ観光資源豊富な町ですが,過疎高齢化が進み,古くから地元に伝わる伝統祭礼の継承や農地の保全・維持が課題となっています。
プロジェクト初日,学生らは笹波地区の祭礼「笹波神幸祭」に参加し,男子は地元の方々に交じって神輿を,女子はキリコを担いで同区内を練り歩きました。2日目には,同区内の浜田海岸の清掃,輪島市門前町總持寺での拝観と坐禅を体験後,ヤセの断崖等の志賀町の観光スポットを巡回。最終日には日本の棚田百選に選定されている大笹波の棚田群の圃場整備を行いました。
3日間をとおして,学生らは地元の方々との交流を深めながら,地域資源の有効活用や将来に向けての課題への理解を深めました。
◆本プロジェクトのダイジェスト動画◆