9月27日から29日の3日間にわたり,地域「超」体験プログラムが白山麓で行われ,外国人留学生を含む学生33名が参加しました。
共通教育科目『地域「超」体験プログラム』は,事前講義(3回),合宿(2泊3日),事後講義(1回),最終レポート作成・提出で構成されています。己を鍛え,己を磨き続ける学生生活を送るために,仲間と苦楽を共にする環境下で,知力・精神力の重要性と多様な価値観の存在,社会の構成員の一人であることを認識することで「人間力」の強化を目指します。
本合宿では,大乘寺での坐禅体験,山崎光悦学長および向智里理事の講義のほか,白山麓の吉野谷,尾口の両地区でハーブ畑の再生作業,民泊体験などが行われました。初日は,山田憲昭白山市長から激励のあいさつがあり,その後行われた白山手取川ジオパーク学習では,白山市職員のガイドにより,水による浸食と運搬が繰り返されてできた地形や景観を実際に見ながら,手取川流域の自然について学びました。2日目のハーブの里・響きの森ミントレイノでは,オルゴールセラピーに関するミニ講義でオルゴール療法を体験した後,10年以上前から荒廃が進んでいたハーブ畑の再生に向けた下草刈りで汗を流しました。また,民泊体験では,吉野谷,尾口の両地区の方々と生活を共にし,地域で暮らす人々の温かさや,コミュニケーション能力の大切さを実感するなど貴重な体験となりました。最終日には,地域で活躍している先輩の話を聞き,地域で働き暮らすということについて理解を深めました。今後,最終レポートを提出することで1単位が付与されます。
地域「超」体験プログラムは,今年度4回の実施を予定しており,7月の「能登・珠洲」に続き,今回の「白山麓」が2回目の実施となりました。今後は10月に「能登・小木」,令和2年1月には富山県の「五箇山」で実施されます。