金沢大学知的財産セミナー「ライフサイエンス分野における知財戦略の現状と 将来 ~iPS知財支援プロジェクトを含めて~」を開催

掲載日:2009-8-4
ニュース

7月23日(木),医学類G棟第四講義室において,金沢大学知的財産セミナー「ライフサイエンス分野における知財戦略の現状と将来~iPS知財支援プロジェクトを含めて~」を開催し,企業,県,TLOをはじめ,本学の教職員や学生など約40名が参加しました。

セミナーでは吉国信雄イノベーション創成センター長の開会あいさつに続き,日本製薬工業協会知的財産顧問 秋元浩氏による講演「ライフサイエンス分野における知財戦略の現状と将来 ~iPS知財支援プロェクト」が行われました。世界に先駆けて日本で創られたiPS細胞を具体的例として,ライフサイエンス分野における先端技術の特許保護のあり方について,従来から指摘されている問題点を整理しつつ,価値の最大化に向けて,知的財産の保護や戦略面より,我々は何をすべきかについて話がありました。

次に,同協会知財支援プロジェクトリーダー補佐 長井省三氏による講演「日本と異なる米国特有の特許制度」があり,日本の研究者は論文発表を重視するため,研究手順書や論文で仮出願し,本出願の際にデータも追加できる米国の特許制度は,非常に有効だと説明がありました。

講演後には,講師と参加者の間で活発な質疑応答が行われました。

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