医学部の解剖学実習に供された献体の御遺骨返還式と,献体者並びに病理解剖に供された物故者の方々の御霊をお慰めする第107回合同慰霊祭が,6月20日(土)十全講堂でしめやかに執り行われました。
午前の返還式には遺族,教職員,学生ら約300人が参列し,全員が祭壇に花を捧げた後,金子医学類長が献体者25人の遺骨を遺族に手渡しました。続いて,学生を代表し,医学科3年の杉森 慎(すぎもり まこと)さんが感謝のことばを述べました。
午後の慰霊祭には,附属病院の看護師も加わり,約400人が医学の教育・研究に貢献した物故者173人の冥福をお祈りしました。
また,返還式に先立って,献体者の遺族に対して,金子医学類長から文部科学大臣の感謝状が伝達されました。