2月4日,医学部記念館において,医薬保健研究域AIホスピタル・マクロシグナルダイナミクス研究開発センターのキックオフ・シンポジウムをオンライン開催し,学内外から約70名の研究者などの参加がありました。
山崎光悦学長による開催あいさつの後,石川県健康福祉部 永松聡一郎次長による来賓あいさつがあり,続いて,大竹茂樹理事からセンターの紹介,崔吉道センター長からこれまでの活動報告があり,今後は各分野を横断し新たな研究領域を創出していくなどの展望について説明しました。
続いて,田中利恵センター准教授が「これまでの研究紹介とセンター事業としての今後の展開〜医療機器開発・AI 画像診断・仮想臨床試験など〜」と題し研究を紹介し,センター事業として大きな仕事をするには医療データを活用するための仕組み作りと人材育成が鍵になると述べました。
その後,九州大学病院メディカル・インフォメーションセンター長の中島直樹教授の「日本の医療AI が世界に負けないために」と題した記念講演が行われ,今後のビッグデータ時代において日本は競争ではなく協働が重要であることを述べられました。講演後は質疑応答が行われ,参加者にとって非常に有意義な時間となりました。