11月15日,公開講座「イスラーム世界の歴史と文化2-イスラーム文化の特徴と社会-」を開講しました。
佐々木花江埋蔵文化財調査センター准教授は,「イスラーム文化と現代社会」と題し,イスラーム教の教義や実践のあらましと現代のイスラーム社会が抱える問題について解説。続いて,佐々木達夫名誉教授が「アラビア半島のイスラーム時代遺跡からみる暮らし」をテーマに,海岸やオアシスの町で行った発掘調査の模様を紹介しました。昼食時に質疑応答が行われた後,早稲田大学イスラーム地域研究機構の真道洋子招へい研究員が「ガラスから見たイスラーム社会」,深見奈緒子招へい研究員が「イスラーム教徒の住まいと暮らし」に関する研究成果を報告し,現代的生活が社会の変容をもたらす中,文化遺産をどのように継承し利用していったらよいか考えを述べました。
主任講師:埋蔵文化財調査センター准教授 佐々木花江
会場:サテライト・プラザ