高度モビリティ研究所キックオフシンポジウムおよび看板除幕式を挙行

掲載日:2021-6-15
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6月10日,自然科学系図書館棟において高度モビリティ研究所キックオフシンポジウムをオンライン併用のハイブリッド形式で開催し,中央省庁,地方自治体,民間企業,大学・研究所等,学内外から約300名が参加しました。

本シンポジウムは,本学の自動運転に関する取り組みをベースとした新たな全学的な部局として,令和3年4月1日に新設した本研究所の目的・取り組み内容を,学内外に広く情報発信することを目的に開催したものです。

山崎光悦学長から「本学が優位性を有する自動運転技術を基盤として,鉄道,バスなどの様々なモビリティを高度化していく技術開発の促進と,今後のsociety5.0の実現に向けた高度なモビリティを活用した未来社会の創造を目指す」という本研究所の目的を含めた開会あいさつの後,文部科学省研究振興局学術機関課長,内閣府科学技術・イノベーション推進事務局参事官,経済産業省製造産業局自動車課ITS・自動走行推進室長の来賓あいさつがありました。

続いて和田隆志研究所長が,研究所の構成や取り組み,学外機関との連携内容など研究所の概要について説明し,今後,自律型自動運転技術を核とした融合研究を進展させ,産学官連携により未来社会の創造に向けて本学が培ってきた自動運転技術の高度化・拡充化を図っていきたいと話しました。

その後,経済産業省および産業技術総合研究所における,自動運転技術等を活用した新たなモビリティサービスや自動運転移動サービスの社会実装に向けた取り組みについて基調講演が行われ,さらに本研究所教員3名から最新の研究内容について紹介がありました。

それぞれの講演後には活発な質疑応答が行われ,本取り組みへの関心や期待度の高さがうかがえました。

キックオフシンポジウムに続き,会場を自然科学2号館玄関に移して研究所の看板除幕式を挙行し,山崎光悦学長,和田研究所長,菅沼副研究所長,同研究所の教員らが出席しました。

山崎学長から,「社会実装を目指し,計画的に研究を進展・成熟させ,自動運転技術の先端を引き続き走り続けてほしい」と激励を込めたあいさつがあり,出席した教員らはニーズの高い自動運転の研究分野でスピード感をもって本学の研究成果を社会実装していくという使命に基づいて研究展開を図りたいと決意を新たにしました。

  • 高度モビリティ研究所の看板除幕式
  • キックオフシンポジウムの様子
  • 前列左から,和田隆志所長、山崎光悦学長,菅沼直樹副所長
  • 自動運転実験車両の前で。左から,菅沼副所長,山崎学長,和田所長
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