9月1日,自然科学系図書館にて,平成23年度遺伝子組換え実験安全講習会を開催し,教職員及び学生合わせて62名が参加しました。
第1部では,本学遺伝子組換え実験安全委員長でもある医薬保健研究域の山下克美准教授から「『遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律』と本学の対応」について,また学際科学実験センター実験動物研究施設長の浅野雅秀教授から「遺伝子組換え動物等の取扱い」について説明がありました。
第2部の特別講演「東日本大震災による遺伝子組換え実験施設の被災-東北大学における被害状況と対応」では,東北大学遺伝子実験センター長の田村眞理教授から,東日本大震災での被害状況,研究施設及び研究環境の対応について具体的な説明があり,また,災害などの緊急事態に備える方法等について,数々の提言がありました。
参加者にとって,実験における留意点,手続き方法や研究施設における危機管理などについて理解を深める貴重な機会となりました。