理工研究域・安藤教授と内橋准教授らのグループ 科学雑誌Scienceに論文掲載

掲載日:2011-8-5
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日本発の技術でたんぱく質ナノモータが回転する仕組みを解明

本学理工研究域数物科学系の安藤敏夫教授,内橋貴之准教授らと東京大学の研究グループは,日本発の技術である高速原子間力顕微鏡を使い,たんぱく質ナノモーターF1-ATPaseが,回転子がなくても一方向に“回転”することを証明。論文「High-speed atomic force microscopy reveals rotary catalysis of rotorless F1-ATPase」が,米国科学雑誌『Science』(8月5日号)に掲載されました。
この結果は,たんぱく質ナノモータが一方向へ回転するには回転子と固定子の相互作用を必須とするこれまでの説をくつがえし,他のたんぱく質ナノマシンの作動メカニズムの理解を助けるとともに,人工ナノマシンを設計するうえで重要な指針を与えます。

 

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