10月7日，金沢大学は，株式会社加賀屋相談役の小田禎彦氏の特別講演会を開催し，学生や教職員92名が参加しました。
この講演会は，先月に金沢大学名誉博士の称号を授与されました同氏に，「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で39回の総合日本一を獲得した「加賀屋」が，能登地域特有の文化を旅館業にどのように結びつけ，地域の産業発展に寄与してきたのかについて，またコロナ禍における地域創造のヒントについてお話しいただく機会をお願いし実現したものです。
講演会では，「旅館業が地域の産業に果たす役割」と題し，サービスの本質は正確性とホスピタリティであること，観光業は第一次から第三次産業や衣食住に関わり裾野が広く地域の活性化につながること，観光振興のためには，ずっと存続する競争上の差別化として，他にはない魅力，当地の文化・風土，オリジナリティが必要であること，時代変化に対応できるよう人間力を磨くことの重要性などについて講演いただき，日本を代表し活躍する旅館経営者の考え方を学ぶ貴重な機会となりました。
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