8月31日から10月21日にわたり,先端科学・社会共創推進機構人材育成グループは,日本青年会議所石川ブロック協議会(以下,JCI石川)との連携事業として「いしかわWork & Walk -みんなで考える『SDGsデジタルスタンプラリー』-」を実施し,本学学生8名が参加しました。
本プログラムは,先端科学・社会共創推進機構の篠田隆行准教授のコーディネートの下,JCI石川が展開するサービス「SDGsデジタルスタンプラリー」について,本学学生が石川県内での同サービスの実体験やワークショップを通じて,サービスの改善プランを提案するものです。
参加学生は,まず8月31日のオリエンテーションで同サービスの概要説明を受けた後,3つのグループに分かれ,サービスを体験する訪問先を選択。9月13日には,各グループで能登地域または加賀地域を巡り,サービスを体験するとともに,現地の人々から話を聞きながら,文化・風土・自然といった石川県の魅力を感じ取りました。
続く10月12日のワークショップでは,先端科学・社会共創推進機構の篠田隆行准教授のファシリテートのもと,グループごとに「認知度向上」「ユーザビリティ(使い勝手)向上」の2つの観点からSDGsデジタルスタンプラリーの改善プランを検討。体験で得た気付きを基に,若者ならではの視点でアイデアを出し合い,議論を重ねました。
10月21日には,金沢市内で改善プランの成果発表会を開催し,本学学生のほか,県内企業や関係者など,オンラインからの参加者も含めて約40名が参加しました。参加学生からは,サービスの名称変更や参加報酬の設定,地域ごとのスタンプの偏りなどの課題が挙げられ,その改善に向けて,好感が持てるキャッチフレーズや体験型プログラムの顧客ニーズ,石川の魅力を生かした改善アイデアなどが提案されました。
今回の学生の提案は,今後の「SDGsデジタルスタンプラリー」の改善に役立てられます。
なお,本プロジェクトは「Project: AERU」の連携教育事業の一つとして実施しています。