6月6日,イタリア・フィレンツェ市庁舎内のヴェッキオ宮殿で,本学,国立フィレンツェ修復研究所,サンタ・クローチェ教会が6年越しに進めてきたサンタ・クローチェ教会大礼拝堂の壁画修復プロジェクトの完成記念式典が開催され,本学から中村信一学長,人間社会研究域フレスコ壁画研究センター長の宮下孝晴教授らが出席しました。
初めに,マッテオ・レンツィ市長がプロジェクトの完成を祝してあいさつし,「金沢大学がイタリアと協力しながらこのような大プロジェクトを遂行してくれたことは,今日,私の手でフィレンツェ史にしっかりと刻まれる。」と感謝の意を述べました。続いて,ステファーニア・フスカーニ サンタ・クローチェ教会前財産管理事務局代表, マルカントニオ サンタ・クローチェ教会神父,クリスティーナ・アチディーニ国立フィレンツェ修復研究所長から,日本の関係者に対する感謝の言葉がありました。その後,マッテオ・レンツィ市長から中村学長,宮下教授にそれぞれ「フィレンツェの百合」章が授与され,セレモニー後の茶話会では関係者一同が和やかに交流を深めました。
翌7日には,サンタ・クローチェ教会でセレモニーが開かれ,日本,イタリアからの関係者ら約90名が参加し,マルカントニオ神父,ステファーニア・フスカーニ サンタ・クローチェ教会前財産管理事務局代表から中村学長に感謝状と記念メダルが贈られました。
壁画修復プロジェクト完成を記念しイタリアで記念式典
掲載日:2011-6-8
ニュース