線維化から肺を守る!プロスタグランジン輸送体の重要な役割を解明

掲載日:2015-4-30
研究

医薬保健研究域薬学系の中西猛夫准教授と玉井郁巳教授,富山大学大学院医学薬学研究部薬剤学の赤沼伸乙助教と細谷健一教授らのグループは,北陸地区国立大学学術研究連携支援プロジェクトにおいて,プロスタグランジンE2(以下PGE2)を細胞内へ取り込む輸送体タンパク質であるSLCO2A1がPGE2の肺動態調節に重要な役割を果たし,ブレオマイシン誘導性肺線維症から肺を保護することを明らかにしました。今回の発見により,肺の炎症に伴い産生が増加するPGE2の動態を適正なレベルに保つ技術の開発が,今なお不治の病である特発性肺線維症の予防あるいは治療へ繋がることが期待されます。

本研究成果は米国の科学雑誌PLOS ONEに4月29日午後2 時(米国東部時(夏時間))に掲載されました。

 

 

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