8月3日,日本学術会議と本学の主催で,公開シンポジウム「環日本海の文化交流」を市内で開催しました。本シンポジウムは日本学術会議第一部が夏季部会を金沢で開催するにあたり,広く一般市民を対象として開催されたものです。
開会にあたり,本学の山崎 光悦学長と日本学術会議の大西 隆会長(豊橋科学技術大学長)からあいさつがあり,引き続き,小島 毅教授(日本学術会議第一部連携会員,東京大学),上田 望教授(金沢大学)および四方田 犬彦氏(映画史・比較文化研究家)から講演および総合討論が行われました。
本シンポジウムでは,東アジア地域の大衆文化や伝統芸能をテーマに報告があり,参加した日本学術会議会員,一般市民など約120名は,各国間の文化交流の在り方に理解を深めるとともに,映画の題材としてよく取り上げられる「三国志」や「忠臣蔵」などにみられる文化の違いや共通点についての疑問を投げかけました。報告者の興味深いコメントに会場は幾度も笑いに包まれ,盛況に終わりました。