金沢大学は,大学憲章において「地域と世界に開かれた教育重視の研究大学」を基本理念として掲げ,人類の持続的発展に資する研究を推進し,国境を越えて活躍できる専門性を兼ね備えた人材を育成することにより,「グローバルに生きる金沢大学」,「東アジアの知の拠点」を目指している。その目標に向け,教育・研究・社会貢献の諸活動における「金沢大学の国際化の基本方針と行動計画」を定める。
1.基本方針
(1)深い知性と人間力を備えた国際通用性のある創造性豊かな人材を育成する。
(2)知を創成する国際的研究拠点の形成を推進する。
(3)世界の持続的発展に貢献する。
2.行動計画
(1)国際通用性のある創造性豊かな人材の育成
- 国際コミュニケーション能力及び専門性を具備した人材を育成する。
- 日本と世界の歴史・文化・言語に幅広い素養を有する人材を育成する。
- 日本人学生と外国人学生が共に学び,切磋琢磨する教育研究環境を提供する。
(2)国際的研究拠点形成の推進
- 知の創成を目指した学術研究を推進し,研究成果を積極的に国内外へ発信する。
- 卓越した研究分野を核に世界水準の先端研究を推進し,国内外の研究者が参集する国際的な研究拠点を形成する。
- 海外の大学・研究機関との連携を強化することにより,研究者の交流を推進し、研究者の国際交流ネットワークを構築する。
(3)世界の持続的発展への貢献
- 海外の諸機関と連携し,本学の特色ある学術研究に基づく教育の強みを生かして,世界の持続的、安定的な発展に資する有為な人材育成に貢献する。
- 地球規模の課題解決に資する研究活動を通して,人々の豊かな生活と均衡ある持続的な発展に貢献する。
- 海外企業及び海外拠点を有する日系企業等と連携した産業架け橋人材を育成し,諸外国及び日本の産業の発展に貢献する。