テーマ:「交響する文化学-異文化接触と新文化創出のために-」
ある国や地域の伝統文化とされるものがボーダーを超えて伝わっていき,新たな普遍的文化価値を獲得していく過程はどのようなものになるのだろうか。金沢大学人間社会研究域では,具体的な例の提示と研究成果発表により,文化の地域性と普遍性を考える糸口にしていきます。
日時
2009年2月7日(土)13:00~17:00
開催場所
北國新聞赤羽ホール(金沢市南町2番1号)
TEL:076-260-3555
対象
どなたでも参加できます。
問い合わせ
角間北地区事務部総務課総務第一係076-264-5450
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プログラム
13:00 [あいさつ] 金沢大学長中村信一
13:05 [太鼓競演] 「アジアで花開く日本の伝統文化」Kampong Chai Chee CC Wadaiko(シンガポール)
13:40 異文化接触と新文化創出のために-人間社会研究域の研究-
13:40 [講演] 「北アフリカの近代化とライ・ミュージック」 粕谷雄一(歴史言語文化学系・教授)
14:10 [講演] 「朝鮮半島の話芸」鶴園裕(歴史言語文化学系・教授)
14:40 [講演] 「アメリカ西海岸における日本の伝統芸能」 ERTL JOHN(外国語教育研究センター・准教授)
15:10-20(休憩)
15:20[パネルディスカッション] 「交響する文化学」のために
粕谷雄一(歴史言語文化学系・教授)
鶴園裕(歴史言語文化学系・教授)
ERTL JOHN(外国語教育研究センター・准教授)
神谷浩夫(人間科学系・教授)
浅井暁子(学校教育系・准教授)
進行木越治(歴史言語文化学系・教授)
16:20 [太鼓競演] 「アメリカ西海岸で花開く日本の伝統文化」 Somei Yoshino Taiko Ensemble(サンフランシスコ)
16:50 [閉会の辞] 人間社会研究域長 片桐和雄 Kampong Chai Chee CC Wadaiko(カンポンチャイチーCC和太鼓)
Kampong Chai Chee CC Wadaikoは1997年に結成されたシンガポール人による太鼓グループです。主にコミュニティセンターで練習を積んでいます。これまでに,シンガポール国内・海外で80回ほど演奏した経験があり,2003年には横浜でも演奏しました。大江戸助六太鼓の流れを汲む石倉初美氏や元「鼓童」のメンバーである林田博之氏から和太鼓を習ったこともあります。日本の伝統的な太鼓のスタイルで演奏するだけでなく,自分たちで作曲したりシンガポールの楽器を取り入れたりして,シンガポール独自の音楽スタイルも模索しています。
Somei Yoshino Taiko Ensemble(そめいよしの太鼓アンサンブル)
Somei Yoshino Taiko Ensembleは1999年に結成された日本人,日系人とアメリカ人の4人による太鼓グループで,サンフランシスコを中心に活動しています。太鼓歴の長いメンバーが多く,ジャズドラムや尺八など様々なジャンルと競演して他の芸術要素との融合を図り,カリフォルニア州だけでなく全米各地で演奏旅行を行っています。モダンダンスの要素や照明効果も十分に取り入れたステージは,多くの観客を魅了してきました。今回の日本公演では,オリジナル曲を中心にしたステージを繰り広げます。