イギリス セントラル・ランカシャー大学

掲載日:2024-7-16

セントラル・ランカシャー大学

2022年度 ヨーロッパ〈イギリス〉

A.Y.(人間社会学域国際学類)

私は、20229月から20231月までの5か月間、イギリスのセントラル・ランカシャー大学に留学していました。

留学前の準備

留学には、Visaの取得、英語試験の受験、飛行機の予約、寮の申請、荷物の用意など様々な準備が必要です。いつまでに何をしなければいけないかをきちんと把握しておくことが大切かと思います。私は半年間での留学だったので、Standard Visitor Visaで渡航しました。また飛行機は早めに予約することをお勧めします。

寮は渡航の2か月前くらいに申請を行いました。私は、一番寮費が安いところを選びました。6人で1フラットを使用し、キッチン、シャワー、トイレは共用です。他国からの留学生との生活で、私のフラットは日本、アメリカ、韓国、インド、香港の5カ国の学生が集まっていました。生活に必要なものは全て揃っているため、問題なく生活することができました。他国の学生と共同生活をするのは刺激的で楽しかったです。自室にシャワー・トイレが必要かや、大学との距離を基準に寮を選ぶことをお勧めします。

大学について

たくさんの留学生が集まる大学で、学生へのサポートも手厚いと感じました。図書館などの施設も充実しており、自習スペースや、グループ活動を行う部屋などもたくさんありました。学生相談窓口のようなものがあり、履修のことや、大学生活でのトラブルなどさまざまな相談をできる場所があります。また、大学主催のイベントも数多く用意されており、現地の学生や、他国からの留学生と関わる機会を多く持つことができます。

授業について

私は、International Business Communication (IBC)コースに所属していました。マーケティングや、イベントマネジメント、異文化理解の授業を履修しました。IBCは、留学生向けのコースのため、授業を受講する学生の8割ほどが留学生で、2割程がイギリスの現地学生でした。留学生の内訳は、ドイツ、イタリア、ポーランドなどヨーロッパの学生から、インド、中国、韓国などアジアの学生まで世界中の学生が集まっていました。ビジネスを学ぶのは初めてだったので、不安もありましたが、授業で仲良くなった学生が課題の相談に乗ってくれたり、先生も親身なって質問に答えてくれたりしたので、なんとか乗り切ることができました。私は前期に3つ授業を取りましたが、それぞれ出される課題の量は多く、それらの時期も被るため、課題提出の期間は苦労しました。余裕をもって課題に取り組み、疑問点をすぐに解決することが大切です。

生活について

プレストンは、セントラル・ランカシャー大学の学生が多く住む学生の街で、金沢大学生が住んでいるもりの里周辺のエリアと似た雰囲気を感じました。買い物する場所は充実していて、徒歩圏内で必要なものは全て揃います。アジアンスーパーが近くにいくつかあったので助かりました。物価は日本より高いため、基本的に寮で自炊をして節約をしました。フラットメイトと一緒に料理をしたり、自国の料理を紹介しあったりもして、楽しかったです。

交流の面では、大学主催のイベントや、Globeという団体が開催する留学生交流会に参加したり、日本語を学習する学生の授業のボランティアに参加したりしました。Globeの交流会は毎週開催され、テーマに沿ってディスカッションをしたり、ゲームをしたりします。この交流会で、異国の文化や考え方など様々なことが学べたほか、友達もたくさんできました。

休暇は、イギリス国内やヨーロッパの国々を旅行しました。プレストンの駅からほとんどの主要都市に電車1本で行くことができ、大変便利です。他国への旅行は、マンチェスター空港や、リバプール空港を利用しました。フラットメイトや、Globeの友達とお出かけや旅行をし、とても良い経験になりました。ただ、イギリスを含むヨーロッパでは、ストライキで電車や飛行機が遅延・キャンセルになることが日常茶飯事なので、注意が必要です。

最後に

留学の行き先や、留学すること自体に迷いがある方は多いと思いますが、直感に従って行動に移してみることも大事だと思います。私もコロナウイルスの影響もあり、一度留学を諦めましたが、後悔したくないと思い、4年生での留学を決意しました。就職活動の時期もあり、半年間での留学となりましたが、本当に行ってよかったと思っています。留学でしか、経験できないことがたくさんあり、人生にとって貴重な時間を過ごすことができました。これから留学しようとしている方の応援をしています。勇気を持って挑戦し、頑張ってください。

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