ベルジャヤ大学
2024年度 短期・その他 アジア〈マレーシア〉
(期間:2024年9月6日~9月22日)
体験報告
<国際基幹教育院総合教育部文系1年>
私はこの異文化体験を通じて、本当の意味での多様性を感じることができました。最近いたるところで耳にする多様性ですが、これは一つの民族からなる日本では直に感じることが少ないと思います。一方、今回私が行ったマレーシアは、日本と打って変わってマレー系、中華系、ヒンドゥー系など、人種・文化のバラエティーに富んだ国でした。始めは宗教上の戒律や交通ルールの違いなど、自分がこれまで過ごしてきた環境と違いすぎて、「なんか思っていたのと違う」と困惑していました。人に話しかけようにも、「どうやったら自分が傷つかないで済むか。」ということばかり考えていて、なかなか馴染む事ができませんでした。しかし学校で授業を受けたり、外出してみたりすることで、マレー人の外国人に対する寛容さに気づき、そこからはあまり抵抗を感じることなくコミュニケーションを取ることができました。多様性を重んじる国だったからこそ、このようなことを直に感じられたのだろうと、今の私は日本語が通じないかつ、文化が全く違う環境で過ごすことには多かれ少なかれ不安やいらだちも伴いますが、その不安は杞憂であることが多々あります。文化の壁を乗り越えるのは難しいですが、逆に振り切ってそれを越えれば、きっとグローバルな見方ができるようになるはずです。そのような視点を得ることは、今後のキャリアアップがのぞめたり、文化が違う人たちと間で友情が生まれたりなど、一生の思い出になること間違いなしです。迷っている方も、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか!!!
PS)マレーシアでは日本のポップカルチャーが有名なので、その話をすることで現地の方と仲良くなれる可能性があります。私も実際、現地の先生との距離を縮めることができました。
<国際学類2年>
現地のアパートは、一緒に行った女子のメンバー8人での共同生活でした。生活面では、ベッドが硬い、壁が薄い、騒音など多少の不便はありましたが生活に必要なものはそろっており、特に不自由なく過ごせました。滞在先はマレーシアの首都クアラルンプールだったため、治安は比較的良く、1人で夜にコンビニに行くくらいであればまったく問題ありませんでした。マレーシアはイスラム教の人々が大多数を占めており、いたるところで日本にはない宗教の厳格さや現地の人々が宗教をどれだけ大切にしているか、ということを実感しました。滞在中に、マレーシアにあるモスクの見学をすることができました。日本の伝統的な建物にはあまり見られないカラフルではっきりした色と、アラベスクの繊細で対称的な模様、ステンドグラスから差し込む光に壮大さと神聖さを体感し、とても感動したことを覚えています。宗教の美しさを知ることができました。英語研修プログラムという名の下で渡航したため、平日は朝から夕方まで授業がありました。先生はとてもやさしく、フレンドリーな方で、私たちにローカルフードやフルーツを持ってきて食べさせてくれました。英語で話す機会をたくさん設けてくれたため、この2週間を通して英語で話す抵抗感を減らすことができたと思います。自身のさらなる英語学習へのモチベーションアップとなる研修でした。多くの学びや経験があった今回の研修ですが、1つだけ後悔していることがあります。それは、現地の宗教に関すること、とくにタブーについてしっかりと調べていかなかったことです。2週間の中で、1度だけ、イスラム教のタブーを目の当たりにし、知らずに人を傷つけてしまう怖さを覚えました。宗教は思っているよりも厳格で大切なものであるため、これからは渡航先の国の宗教について知識を蓄えてから渡航しなければいけないと思いました。
<国際学類2年>
私は今回のプログラムを通して得られたいちばん大きな成果は、英語を話す勇気を持てたことであると考えています。今までは英語を話すことに関して高いハードルがあるように感じていましたが、英語を話さなければ生活できないという状況に置かれたことで、正しい文法で話さなければいけないとか、難しい語彙を使って話さなければいけないとか考えるよりもまずは話してみよう、頑張って伝えてみようという気持ちを持てるようになりました。そのような気持ちの変化があったことで、より英語を身近に感じ、多くのものを吸収出来るようになった気がしています。また、マレーシアは多宗教国家、多民族国家であり、各宗教のシンボルが街に点在していました。マレーシアでは主に人口の7割がマレー人でイスラム教を、2割が中国人で仏教を、1割弱がインド人でヒンドゥー教をそれぞれ信仰しています。日本人の私にとっては、特にイスラム教とヒンドゥー教には馴染みがなく、見るもの聞くこと全てが新しい学びでした。彼らがどのような信念に基づいて生活をしているのかを知ることが、多文化共生のための第1歩になることを改めて学ぶことが出来ました。互いを理解し、尊重しあっている社会は、日本のみならず世界が目指すべきであると感じました。しかし、自分に身近でない宗教の全てを理解しなければいけない訳ではなく、実際それはとても難しいです。理解しようと寄り添う姿勢を持ち続けることこそがもっとも大切なのだと思います。私たちはマレーシアの首都、クアラルンプールで2週間過ごしました。しかし、首都といえども日本に比べれば治安は悪く、物価は安くても衛生面に問題があったり、何かと不便が多かったりしました。そのためマレーシアに限らずですが必ず良く下調べをし、心にゆとりをもって留学生活を送れるようにする必要があると感じました。
<医薬保健学域保健学類2年>
快適な留学体験だった。学校に併設された寮で過ごしたので、学校に歩いて10分ほどで、外に出ずに直通で行くことができた。授業も先生が気さくでお茶目で先生との会話を通して、英語で話すことの抵抗が無くなっていった。授業は16:00まであった。その後に観光地や夜市なども歩いていくことができる立地で快適だった。気温は30度前後くらいで、半袖で過ごしていた。施設内は冷房が強く効いているので、薄手の上着は必須だった。学校がショッピングモール内にあるので、日用品やご飯には困らなかった。ご飯も美味しいものばかりだった。マレーシアは中華系の人口が多い為、日本人に馴染みのある中華料理が多くあった。香辛料がきついと思うこともあまりなかった。ただ、辛いものが苦手な人は、気をつける必要あり。また日本では売っていない果物が手頃な価格で売っているので、ぜひ食べてみて欲しい。美味しいものがたくさんあるのでいろんなものを試してみて欲しい。寮を出てすぐに、モノレールの乗り場があり、交通機関も使いやすい環境だった。また、そのほかのタクシーや地下鉄の移動費もとても安く、気軽にどこでも行きたいところに行くことができた。寮自体も比較的快適に過ごすことができた。ただ、寮は大きな交通道路の目の前であり、前述したとおりショッピングモールの向かいにある。そのため、昼夜問わず、交通量、人の行き来が絶えないところなので騒音で眠ることができなかった。私たちのプログラム期間には工事も行われていたため、騒音がひどかった。今後このプログラムに参加する人が同じ寮で過ごし、音が大きいところで眠れないという人は、ノイズキャンセリング機能のついたヘッドフォンやイヤホンを準備していくことを強くおすすめする。私はヘッドフォンをつけて毎日寝ていた。休日は基本自由であったため、多くのモスクを巡ったり、少し離れたマラッカにも行くことができた。また私たちがマレーシアにいった期間には大きな祝日があったため、HIS主催のツアーと、現地の先生主催のツアーにいくことができ、歴史的な建築物などを巡ることができた。最後の休日にはシンガポールにも行くことができた。シンガポールにも1時間のフライトでいくことができたので、日帰りでいくことができた。入国審査などの手続きなどはオンラインですべて可能なのであらかじめ準備しておくと楽だった。17日間という短い期間だったが多くの経験を簡単に体験することができる国だった。
持って行くとよいもの!
帽子、スリッパ、洗濯ネット、カップ麺などの日本食、大きめのスーツケース、お土産入れるようのバッグ、圧縮袋、ノイズキャンセリングのヘッドホン(外がうるさかったため)、最低限の日本食、SIMは電話番号付きの方が便利、足や体の疲れをとるもの (湿布、着圧タイツ、ほっとアイマスク)、変圧器、洗濯洗剤、リセッシュ、洗濯籠、洗濯ネット、洗濯ばさみ、変換プラグはたこ足タイプのものがよい、化粧水、シャンプー等は必要な分だけ持って行って、現地で捨ててくるのがよい、ウェットティッシュ、ドライヤー、常備薬、虫よけスプレー、クレジットカード
研修費以外にいくら必要?
・2万円分を現金で両替
・4万5千円分をカードで支払い
・航空費14万、食費(一食500~600円)、観光施設等2万円、お土産3万円、交通費1万円