キルギス共和国スタディツアー New!

掲載日:2024-10-17

2024年度 短期・その他 ロシア及びNIS諸国〈キルギス〉

(期間:2024年8月16日~9月22日)

体験報告
<先導学類2年>

「行ってよかったか」と聞かれると、「行ってよかった」と言い切れるくらいキルギスのことが好きになれた2週間でした。まず中国経由の渡航は一番安く、早くキルギスに行けますが、私はWi-Fiが空港内でうまくつながらなかったので話が通じにくく、苦労しながら乗り換えをしたので、何人かで乗り換えをすることをお勧めします。キルギスの公用語はキルギス語・ロシア語ですが、現地では日本語を学んでいる学生やコーディネーターとともに行動するため、言葉の壁をあまり感じませんでした。しかしJICAの一村一品運動の製作所や外交官のお話を聞くときなど、英語を聞き取ることが多かったため、英語能力をあげる必要があります。キルギス人は日本人より優しいです。例えばキルギスではお客さんをおもてなしする文化があって、毎食食べきれないくらいのご飯を用意してくれます。また日本のアニメの普及を調べ、アニメ制作をしている会社にインタビューしたとき、似顔絵を一人一人書いてくれたりして心の優しい方が多い印象でした。料理はおいしいものが多かったですが、油の量が多いため途中でおなかを壊す人が多く、行くならば正露丸を絶対持っていく必要があります。また神戸大学の方と一緒に行動したため、普段だったら関わることのできない人と長い間関わることができ良い縁となりました。トイレットペーパーが常備ないことや、バイリンガルで普段からキルギス語とロシア語両方を使っているなど、日本とは違う点がたくさんあり毎日が刺激のある充実した2週間でした。またJICAやキルギスの方と関わることができて、普段なら聞けないキルギスのことや政治のことなどを聞けて貴重な体験になりました。

<経済学類1年>

日程は割とつめつめで、うっかりすると体調崩しそうだったけど、逆に言えば、色々な体験経験ができて良かった。湖や温泉に行ったり、カーペット作ったり楽しめる行事もあれば、JICA訪問や国会議事堂訪問など真面目に勉強になる行事もあり、遊びにも勉強にも偏りすぎないプログラムだったと思う。

<法学類4年>

なかなかできない貴重な体験を得ることができました。水のシャワーしか浴びられなかったり、風邪をひいて外国の民家の床で一夜を明かしたり、等です。「もう一度行きたいか」と、聞かれたら返事には迷います。しかし、行ってよかったとは思っています。「一生行くことのない国に行ってみたい。」という浅い考えからキルギスを選びました。思っていたよりキルギスは安全で、豊かで、発展していました。例えば、首都ビシュケクは非常に空気が悪かったです。車が多くて渋滞がひどいし、排気ガスも出しまくっている状況でした。噂によると、1日中マスクをつけると鼻のところが黒くなるそうです。一方、田舎の方は空気もきれいで自然豊かでした。しかし、道路は舗装されていないところが多く、夜は街灯もつきません。バスが真っ暗な道をヘッドライトだけで100キロ出して進んでいく中で、死を覚悟しました。私は途中で体調を崩し、いくつかのイベントには参加できませんでした。しかし、「海外で体調を崩した」というのもすごく良い経験だったと今は感じています。キルギスの経験が今後生きるとは思いませんが、非常に面白い刺激ある経験を得ることができました。

<国際学類2年>

現地ではビシュケク市内で8泊、イシククル周辺で4泊行いました。神戸大学の学生と共同で、ホテルの部屋も混合だったのでキルギスの人だけでなく、神戸大学の学生ともかなり仲良くなりました。ビシュケクでは主にキルギス日本センターのボランティアの学生に案内してもらい、協力してグループ調査を行いました。ボランティア学生とはほとんど日本語で話すことができたので、言葉が通じなくて困ることはほとんどありませんでした。ビシュケク市内で班での自由行動が多く、かなり現地の人の生活に触れることができました。また、キルギス人はとてもやさしく、言葉が話せなくても身振り手振りで理解しようとしてくれていたので、ボランティア学生がいない場面でもあまり困ることはありませんでした。食べ物も、少し脂っこいものが多かったですが、基本的にはどれもおいしく、日本人の口にも合うものが多かったと思います。グループ活動以外にも、ビシュケク市内ではキルギスで活動しているJICA隊員の話を聞いたり、以前日本でキルギス大使館で働いていたという国会議員の話なども聞いたりすることができ、国際協力や日本とキルギスの関係について知ることができました。また、イシククル湖周辺では第二次世界大戦でソ連に抑留されていた日本人でキルギスに派遣されていた人たちについての話を聞き、彼らが作った階段を実際に見ることができました。他にもカラコルでは温泉に入ったり、イシククル湖で泳いだり、伝統的なユルタという遊牧民族の家に泊まったりしました。JICAの一村一品の活動で商品を作っている会社も見学し、日本人がどのようにキルギスを支援し、成功させてきたのか知ることができました。また、現地の学校や孤児院をいくつか訪れ、子どもたちと交流をしました。キルギスの子どもたちにも日本のことを知ってもらえてよかったと思います。最初はキルギスという国がどのような国なのか全く知りませんでしたが、最後には日本に帰りたくないと思うくらい好きな国になりました。

持って行くとよいもの!

風邪薬、胃腸薬(かなりの量)、サトウのごはん、カップうどん、割り箸、長袖トレーナー、パーカー、洗濯洗剤、石鹸、ハンガー、トイレットペーパー、ポケットティッシュ、ウェットティッシュ、お風呂セット

研修費以外にいくら必要?

航空券:往復17万円、現地での金銭:約5万円

イシククル湖(キリギス最大の湖)

イシククル湖(キリギス最大の湖)

小学校での交流

小学校での交流

ベシュバルマク(キルギス料理)

ベシュバルマク(キルギス料理)

正教会チャペル

正教会チャペル

伝統的なユルタの内部

伝統的なユルタの内部

絨毯作り

絨毯作り

FacebookPAGE TOP