オランダ ライデン大学

掲載日:2024-10-8

ライデン大学

2023年度 ヨーロッパ〈オランダ〉

O. M.(人間社会学域 国際学類 3年)

留学先について

私は2024年1月から2024年7月までの半年間、オランダのライデン大学に留学していました。オランダに決めた理由は3つあります。1つ目は多民族共生に興味を持っていたことです。オランダは多民族国家と言われたり、それが破綻した国と言われています。そのため実際に現地に行ってどのように多民族が暮らしているのか気になりました。2つ目は英語を話せる人が多いということです。オランダは、英語が公用語でない国の中で1番英語を話せる国と言われています。実際、学生や教授だけでなく店員さんや年配の方もとても英語が上手で生活に不便はありませんでした。3つ目は日本との関わりが深いからです。オランダは鎖国中も日本と交流があった国であり、ライデン大学は世界初の日本学科ができた大学です。これらの点から、オランダのライデン大学がとても魅力的に感じ、留学を決めました。

留学前準備

ライデン大学に留学するためにはIELTSなどの英語試験のスコア、それからGPAの数値が規定を満たしている必要があります。スコアを取るのも、GPAをあげるのも短期間でできるものではなく必ず長期戦になります。少しでも留学を考えているのであれば、金沢大学での成績をしっかり取り、英語試験のための勉強をコツコツすることをおすすめします。また、私が留学先で授業を受けて、やっておけば良かったと思うことは「英語の論文に慣れる」ことです。ライデン大学の授業は毎回、授業前の予習として文献を1-2個読んでくることが求められます。ほぼ全ての授業で文献を読む必要があるため、英語の論文にあまり慣れておらず読むペースが遅かった私は苦労しました。自分の専門分野の英語の論文を読めば、その分野の英単語にも詳しくなることができますし、余裕があれば少しずつ英語の論文に慣れておくと、留学先でも少し楽になると思います。

留学中

私は留学中のモットーとして「誘われたら予定がない限り行く」「迷ったらとりあえずやってみる」を掲げていました。留学という貴重な時間の中で出来るだけ沢山のことを経験、吸収して帰りたいという思いがありました。留学は文化も言語も違う国に1人で飛び込んで生活するため、不安になることやしんどいこともあります。でもやる前に不安になるのではなくとりあえずやってみようの気持ちでいると、想像以上に大きな経験が出来ました。その例として、私はライデン大学国際学科の日本語の授業のボランティアをさせていただきました。実際に授業のほんの一部をさせて貰えたり、授業の見学、ペアワークの手伝いをしました。私は副専攻で日日コースをとっていることもあり、実際の海外での日本語の授業のペース、学生の取り組み方、レベルを見れたことはとても興味深かったです。また、授業を受けていた学生と親しくなり交友関係を広げることも出来ました。

留学後の変化

半年間の留学を経て、挑戦する力、柔軟性が身についたと思っています。とにかくやってみることを意識し続け、良い結果を得られたため日本に帰ってからもとりあえず挑戦してみようと行動に移せるようになりました。また、留学先では様々な困難があります。今まで持っていたはずの自信が打ち砕かれ、孤独を感じたり自分の無力さを感じることも多々あります。それらを経験したことで、物事を進める中で困難にぶち当たってもへこたれず上手く自分の期限をとりながらじっくり取り組めるようになりました。

後輩へのメッセージ

今、留学しようか迷っている人、不安でいっぱいな人色んな人がいると思います。私も留学先をオランダに決めた時、オランダ留学をしていた先輩がおらず情報が少なく不安な気持ちでいっぱいでした。留学先でも全然上手くいかなくてしんどいこともありましたが、留学を後悔したことは一度もありません!留学は自分の気持ちとじっくり向き合ったり自己成長に時間を存分に使うことが出来る機会でもあります。何より今日がこれからの人生で一番若い日です!ぜひ挑戦してみてほしいなと思います。私は、半年間をオランダで過ごして沢山の経験をしたし、大好きな友達に出会えてオランダが大好きになったし人生で一番かけがえのない半年間を過ごせたと思っています。留学を考えている皆さんも素敵な選択をして最高の経験が出来ることを祈っています。

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