5月15日,石川県志賀町の巌門周辺において公開講座「歩いて学ぼう!岩石学シリーズ(2)能登海岸編」を実施し,小学生から大人まで幅広い年代の23名が参加しました。
講師の理工研究域地球社会基盤学系の森下知晃教授は,まず岩石の成り立ちや組織構造について説明し「大きさや形,色はもちろん,なぜ今ここに存在しているのかなど,自ら想像して考えてみることが観察の第一歩」だと語りました。その後,一行は巌門周辺の岩場を散策しました。その中で,講師から「小石が多いのはなぜか」「ゴツゴツした岩肌はどうやってできたのか」といった海岸に点在する岩石や崖の断層に着目した疑問を投げかけられ,受講生は本学の学生サポーターと共に,岩石や地形の成り立ちについて考えを巡らせました。
受講生からは「きれいな景色の中,先生や学生と一緒に考え,想像が膨らんだ」「今ある風景がどうやってできたかを考えるきっかけになった」「続編を期待したい」などの感想があり,能登海岸の雄大な自然の中で岩石への理解を深める,充実した時間となりました。
講師:理工研究域地球社会基盤学系 教授 森下 知晃
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