8月1日から8月5日の5日間,がん進展制御研究所およびナノ生命科学研究所は,高校生を対象とした「がん研究早期体験プログラム(がん研究 Early Exposure Program)」を実施し,国内外から延べ93名の高校生が参加しました。本プログラムは,高校生にリアルな研究現場を紹介し,研究の魅力を伝えることにより,将来の進路を考える一助となることを目的として,初めて実施したものです。
8月1日から8月4日にかけては,11の研究室で研究体験プログラムが行われ,少人数のグループに分かれた高校生たちが,研究者から直接指導を受けながら,研究者さながらの実験に取り組みました。また,8月5日に開催した授業編では,3名の講師がそれぞれの視点で,いかにグローバルな難題に挑戦するのか,最先端の研究に関する特別授業を行いました。
プログラムを終えた高校生からは「高校では出来ない体験ができた」「研究の大切さを感じた」「自分も新しいことを見つけたい」などの声が聞かれ,リアルな研究現場に興奮した様子が見て取れました。また,研究者からも「本質を突くいい質問が多くあった」「顕微鏡を見る度に,おーっと声が上がっていて本当に反応がよかった」という感想が出るなど,お互いに良い刺激になりました。
※本プログラムは令和3年度に実施したクラウドファンディングプロジェクト『金沢発!未来のがん研究者を育む「がん克服プロジェクト」』に寄せられた寄附および「和田哲がん基金」を運営資金として実施しました。
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