11月4日,本学留学生センターは,石川県教育委員会が実施する「教育ウィーク」への協賛事業として,「いしかわ金沢学」秋コースを開催しました。今回は白山市吉野工芸の里において,和紙造形作家の山浦定雄氏から和紙についての講義を受け,紙すきの一連の流れを実際に体験し,和紙照明を制作しました。
本学の留学生16名と日本人学生12名,金沢市民2名を含む総勢30名が参加。グループに分かれ,和紙の素材である楮(こうぞ)の木から皮を剥がし,その繊維を槌でたたき,水やネリと呼ばれる材料を混ぜ合わせた後,実際に紙をすく作業を体験しました。
照明の木枠を組む場面では,留学生が逆に日本人学生に教える場面もあり,次第に形になっていく様子に笑顔を見せあいながら,交流を深めることができました。和紙に入れ込む草花は,白山吉野谷の自然の中で,参加者たちが集めたモミジやススキなどです。
グループごとにでき上がった作品に蝋燭をともして発表し,プレゼンテーションを行うことで,デザインについても学ぶことができました。参加者たちは,和紙の照明に満足した様子で,石川の秋を満喫することができたようです。
「いしかわ金沢学」秋コース・紙すき体験“秋をすき込む灯りの制作”を開催
掲載日:2010-11-12
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