8月24日,金沢市内にて金沢大学附属学校園将来構想<金沢モデル>のキックオフシンポジウムを開催し,企業や行政,地元住民,教員,学生ら約50名が参加しました。
本学附属学校園では,Society 5.0(※)を豊かに生きる資質・能力を育成し,新たな時代を切り拓く人材育成に向け,附属学校園将来構想<金沢モデル>を令和4年4月よりスタートさせました。この附属学校園将来構想は国立大学附属学校園初となる挑戦的取り組みです。<金沢モデル>の具体的なアクションプランとして,今年度から5カ年計画で,企業や行政と連携しながら令和時代の新たな教育モデルを提唱すべく,各学校園における研究の知見を活かした先端技術・教育データ活用プロジェクト,社会イノベーション創造プログラムに取り組んでいます。これらのプロジェクトを『PROJECT HESO』と称し,この取り組みを加速させるため,今後情報発信を行っていきます。
シンポジウムでは,事業の実行機関である本学附属コラボレーション推進室の福田晃室長から,附属学校園将来構想<金沢モデル>についての説明があり,一例として東京パラリンピックフランス代表選手と児童の間で実現したオンラインゲーム交流や,地元の加賀野菜について生産者から学ぶ授業が紹介されました。
また,シンポジウム後半には,株式会社こはく代表者の山田滋彦氏,TENJO KANAZAWA理事の上町達也氏・三宅大介氏を招き「社会を切り拓く人材の育成について考える」をテーマにパネルディスカッションが開催され,求められる人材や人材育成のために必要な環境について語り合いました。
※Society 5.0とは,狩猟社会(Society 1.0),農耕社会(Society 2.0),工業社会(Society 3.0),情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもので「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」と内閣府によって定義されている。
『PROJECT HESO』の詳細はコチラ