9月27日,先端科学・社会共創推進機構人材育成グループは,「能登キャンパス推進事業(※)」の一環として,「能登の生業体験プログラム~企業見学・生業体験~」を実施し,本学学生12名に加え,金沢星稜大学および北陸先端科学技術大学院大学の学生4名が参加しました。
本プログラムは,石川県内の学生が能登地域の企業に赴き,実際に生業などを見学・体験するとともに,ビジネス的な観点から課題解決について議論や考察を行うことで,自身の体感として能登地域に対する理解を深めるものです。
当日一行は,まず輪島市で醤油・味噌の製造販売を行っている谷川醸造株式会社を訪問しました。同社代表取締役の谷川貴昭氏による企業の概要についての説明の後,醬油・味噌を製造している蔵を見学し,製造から販売までの課程を体感しました。
続いて,七尾市で農業事業を行っている株式会社スギヨファームを訪問し,同社取締役の川上和孝氏の案内の下,能登島にあるキャベツ農場を見学しました。その後,株式会社スギヨの本社に移動し,練り物工場を見学するとともに,企業概要や将来展望についての説明を受け,能登の里山里海を最大限に活用した地域の生業を体感しました。
今後,参加学生らは今回得た気づきを踏まえ,11月12日に金沢大学能登学舎で開催するマーケットイベントで商品紹介・接客体験を行います。
なお,本事業はProject: AERUの一環としても実施しています。
※能登キャンパス推進事業
高等教育機関が存在しない能登地域を一つのキャンパスとして見立て,能登地域を舞台とした学生の交流や教育研究活動,地域貢献活動等を通じて,高等教育機関と地域の連携を一層促進するとともに,能登の地方創生ひいては関係人口創出に寄与することを目的とした石川県の事業。
Project: AERUの詳細はコチラ