金沢大学附属図書館では,学内教員の研究・教育テーマのシーズ探しを目的として,附属図書館所蔵資料を活用した調査・研究プロジェクトに対して経費を含む支援を行う「お宝発見!」プロジェクト支援事業を開始しました。
この事業は,今年6月,金沢大学の前身校の一つ,第四高等学校で教鞭をとっていた西田幾多郎の主著『善の研究』の一部の原本『西田氏実在論及倫理学』が附属図書館の蔵書の中から発見されたことを契機に実施するものです。今年度は,学内公募で申請のあった「近代教育掛図の制作技法等に関する調査・研究」「漢籍及び中国関係書籍の書誌情報のデータベース化,漢籍目録の編纂」「暁烏文庫所蔵の聖徳太子関連の古典籍・古書に関する調査・研究」の3件が採択され,年度末までに教員や学生による研究が行われる予定です。
今後,この事業を通じて,前身校等から継承されている未調査の貴重資料等が発見され,その結果を広く公開することで,学術研究の発展に寄与することが期待されています。
本事業の詳細はコチラ