学生の海外渡航危機管理シミュレーションを実施

掲載日:2022-12-20
ニュース

11月に「2022年度金沢大学学生の海外渡航危機管理シミュレーション」を実施し,オンライン配信のセミナー視聴を含め,73名の本学教職員が参加しました。

金沢大学は,コロナ禍により2020年度から中止・延期していた学生の海外渡航を,2021年夏出発の派遣留学から再開しました。今年度の派遣留学生は過去最大規模の82名となる見込みで,来春には様々な短期プログラムでの渡航再開も計画されています。学生の海外渡航増加に伴い,渡航する学生の安全の確保および危機発生時の対応の流れを確認するため,渡航先での事故発生を想定した事故対応シミュレーションを実施しました。

シミュレーションでは,日本アイラック株式会社の山下寿人氏によるセミナーのあと,想定事故に基づいた事故対応の模擬訓練を実施しました。模擬訓練では,本番さながらの緊張感の中,危機対策本部を立ち上げ,現地支援や家族対応等のチーム別に分かれて作業を行い,次々と入る情報の伝達の手順とチーム間の連携体制を確認しました。その後,報告された内容に基づいて,事故に巻き込まれた学生のご家族への模擬電話連絡と,担当理事らによる模擬記者会見を行いました。

シミュレーション後,参加者からは「セミナーも訓練も大変参考になった」「緊張感を持って訓練を行うことができ,訓練のあと所属部署で危機管理について話し合うきっかけになった」等の声が寄せられました。

  • 重大事故を想定した模擬訓練
  • 大竹理事(危機管理担当)によるあいさつ
  • 山下氏による事故対応セミナー
  • シミュレーションの様子
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