12月28日,先端科学・社会共創推進機構人材育成グループは,角間キャンパスにおいてProject: AERUの一環として,地域交流牧場全国連絡会連携事業の第2回プログラム「雑談のチカラ(※)」を実施し,本学学生や教職員,酪農家,酪農関係者など計34名が参加しました。
本プログラムは,12月5日から13日に実施した第1回プログラム「牧場見学・酪農体験」に参加した本学学生が,現地での気付きや経験を踏まえ,酪農家や酪農関係者と共に,酪農が抱える課題の解決につながるアイデア創出に取り組むものです。
石川県酪農業協同組合の普神正史氏による北陸の酪農の現状に関する説明の後,先端科学・社会共創推進機構の篠田隆行准教授のファシリテートの下,「地域の中での牧場の役割の適切な伝達」「牛乳の価値向上」のための有効な情報発信をテーマに,情報の発信元・発信先,伝達方法など,グループごとにアイデアを出し合いました。その後の発表パートでは,学生や酪農家から「骨粗しょう症予防のメリットを病院や老人ホームなどで直接発信する」「長期保存できるロングライフミルクが一人暮らしには魅力的」「牛乳を飲んでお腹がゆるくなる人向けにお腹に優しいA2ミルクを生産・提供する」といったアイデアが提案され,場は大いに盛り上がりました。
また,プログラム終了後には,酪農家から学生に自社生産の牛乳や乳製品が贈られ,学生らは生乳の消費拡大へ貢献することに意欲を示しました。
今回出された意見やアイデアは,各牧場の取り組み,本学と地域交流牧場全国連絡会連携事業の連携事業,Project: AERUの企画に役立てられます。
※雑談のチカラ:
本学の学生・教職員と地域社会の気軽な雑談の場を創出する全学的交流事業。職種・業種などに捉われない自由な語り合いで,学生のキャリア形成,教職員や参画団体のアイデア創出につなげている。今回はProject: AERUの本学学生向け教育プログラムとして実施した。