1月24日,本学の名誉博士で本学卒業生でもある中沢正隆先生(東北大学名誉教授,同大災害科学国際研究所特任教授)が2023年「Japan Prize」を受賞されることが発表されました。
この賞は,全世界の科学技術者を対象とし,独創的で飛躍的な成果を挙げ,科学技術の進歩に大きく寄与し,もって人類の平和と繁栄に著しく貢献したと認められる人に与えられるもので,科学技術分野では,我が国で最も権威のある賞といわれています。受賞業績は,「半導体レーザー励起光増幅器の開発を中心とする光ファイバ網の長距離大容量化への顕著な貢献」です。
中沢先生は,昭和50(1975)年に金沢大学工学部電子工学科を卒業され,平成20(2008)年3月には,金沢大学名誉博士の称号を授与されています。また,平成30(2018)年4月からは本学の理事(産学連携・高等教育改革担当)としても,多大なご貢献をいただいているところです。
本学としても今回の受賞は大変栄誉なことであり,中沢先生の栄えあるご受賞を祝し,心よりお慶び申し上げますとともに,今後もますますご活躍されますことを心よりお祈りいたします。
・金沢大学からのお祝いメッセージ
金沢大学長 和田 隆志
この度,本学理事の中沢正隆先生がJapan Prizeを受賞されました。心よりお慶び申し上げます。受賞となりました「光通信」の研究を始めるきっかけとなりましたのは,先生が本学工学部電子工学科(現在の理工学域・電子情報通信学類の前身)の学生として在学されておりましたときの卒業研究の指導教授が「光変調」という光通信の分野のテーマを勧められたことがきっかけと伺っております。約50年前に本学の4年生から始められた研究がやがて光ファイバ通信の実用化に大きく貢献することになりました。このことは本学にとっても大変名誉なことです。学生・教職員にとって大きな励みであり,このような喜びを与えてくださった中沢先生に感謝を申し上げます。今後の一層のご発展を祈念いたします。
本学Webサイト[役員] 中沢 正隆 理事(産学連携・高等教育改革担当)(非常勤)