6月22日,外国語教育研究センターでは,大学教育開発・支援センターの青野透教授を講師に迎え,「学生中心の授業作り 授業参観とクリッカー」と題して,本年度第2回研究会を開催しました。
大学設置基準の大綱化(1991年)以降,授業内容改善研究(FD)のための授業参観は各大学で行なわれていますが,青野教授は今回,その先進的な事例を紹介しました。その上で,初等・中等教育にくらべ,大学での授業参観が必ずしも一般化されていない現状を指摘,それに代わる授業研究の方法のひとつとして,クリッカーの活用を提案しました。
授業中,スイッチ(クリック)ひとつで学生の理解度や賛否を問うことのできるクリッカーは,学生参加型の授業を作り,教員にとってリアルタイムで授業内容や方法を検討することを可能にします。青野教授はご自身の授業で実践された経験をもとに,効果的なクリッカーの活用方法や学生の反応について紹介しました。
その後の質疑応答では,外国語の授業でクリッカーを使うことの可能性や意義について,活発な議論が展開されました。
外国語教育研究センター第2回研究会を開催
掲載日:2010-7-5
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