2月13日,附属図書館において,「四高掛図シンポジウム - 版画技法から見る明治初期の石版画印刷地図」を開催し,学内外から32名が参加しました。本シンポジウムは,附属図書館の所蔵資料を活用したプロジェクトに対して支援を行う「お宝発見!プロジェクト」事業のうちの「附属図書館所蔵近代教育掛図の制作技法等に関する調査・研究」の一環として開催しました。
シンポジウムでは,金沢美術工芸大学の神谷佳男教授,福井大学の湊七雄教授および本学人間社会研究域の大村雅章教授の3名の講師が,それぞれの立場から明治期の印刷や版画事情について講演を行った後,明治期日本の版画技法や旧制第四高等学校で使用されていた教育掛図の由来等について意見を交わしました。
会場では,本学の前身校の一つである旧制第四高等学校で活用していた教育掛図をはじめ,講師所蔵の版画作品などが展示され,参加者は興味深そうに見入っていました。