世界初!細菌の磁気感知オルガネラ構造を本学開発の高速原子間力顕微鏡により解明

掲載日:2010-5-21
ニュース

細菌から昆虫,鳥や魚などの高等生物まで,多くの生物が地磁気を利用することが明らかにされつつあります。今回,理工研究域の福森義宏教授(自然システム学系)グループと安藤敏夫教授(数物科学系)グループの共同研究により,世界最高性能の高速原子間力顕微鏡を用いて細菌のもつ磁気感知オルガネラ(細胞小器官)の構造が明らかにされ,米国科学アカデミー紀要に掲載されました。高速原子間力顕微鏡を用いる研究は,細菌が地磁気を感じるメカニズムの解明だけでなく,生命科学の発展に大きなブレークスルーをもたらすと期待されています。また,ナノ物質を利用する様々な研究分野,例えば,情報産業・バイオ産業・環境産業・材料産業・医療産業等の発展にも貢献することも期待されています。

詳細はこちら[PDF]

米国科学アカデミー紀要:http://www.pnas.org/

  • 磁性細菌の顕微鏡写真(左) 磁性細菌の細胞から取り出し原子間力顕微鏡で観察したマグネトソーム(右)
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