文部科学省科学技術振興調整費で運営される金沢大学「能登里山マイスター」養成プログラムの修了式が20日,石川県珠洲(すず)市の本学能登学舎で執り行われ,中村信一学長が修了生16人一人ひとりに「能登里山マイスター」の認定証書を手渡しました。
2007年10月にスタートした同プログラムは社会人を対象に2年間のカリキュラムで実施され,環境に配慮した農林水産業を目指した農産物の栽培や加工技術,流通の仕組みなどを履修し,卒業課題研究の審査を経て,里山マイスターの称号を得る仕組みです。称号を得ると,大学と連携した環境プログラムに参画したり,行政が里山保全の政策にマイスターを登用します。
修了生16人は同プログラムの2期生で,20代から40代の会社員や公務員,自営業者。中村学長は式辞で「21世紀型の新たな里山里海文化を作り出すことが今能登に求められ,皆さんの今後の活躍にかかっている」と励まし,修了生代表の大宮準司さんが「地域を活性化する取り組みを1期生の方々と共に一丸となって取り組みます」と述べました。修了生は今後新規就農や農業ビジネスの展開などで能登の活性化をめざします。
「能登里山マイスター」養成プログラムの修了式を挙行
掲載日:2010-3-31
ニュース