3月20日,ホテル金沢にて「第2回北陸未来共創フォーラムシンポジウム」を実施しました。当日は石川会場と,富山会場および福井会場をリアルタイム双方向オンライン接続し,北陸地域の産業人,自治体・団体職員,教育研究者など,約220名(3会場の合計)が参加しました。
北陸未来共創フォーラムは,北陸経済連合会,富山大学,金沢大学,福井大学,北陸先端科学技術大学院大学が,令和3年11月に設立した,北陸地域で活躍する農林業・水産業,製造業やサービス業,地方自治体や金融機関の方々が業種や組織規模を超えて出会い,交流する産学官金プラットフォームで,創設から1年が経過しました。
シンポジウムでは,主催者を代表して北陸未来共創フォーラム会長の金井豊氏(北陸経済連合会会長)が開会のあいさつを行い,本学の和田隆志学長が本フォーラムの趣旨を説明しました。その後,富山大学の齋藤滋学長と福井大学の上田孝典学長の進行のもと,6つの分科会活動報告および2つの新分科会紹介がありました。続いて,一般社団法人北陸産業活性化センターの井熊均エグゼクティブフェローRDX推進室長からJ-NEXUS北陸RDXの紹介があり,最後に,北陸先端科学技術大学院大学の寺野稔学長から閉会あいさつがありました。
会場では,産学官金の連携による北陸地域ならではの価値共創エコシステムの展望について,参加者も含めて活発な意見が交わされました。北陸地域は,日本が抱える社会的課題を真っ先に体験しているフロントランナーであるとともに大きなポテンシャルを持ち,本フォーラムでの取り組みが地方創生のモデルケースとなり得るとの期待が寄せられ,地方創生に向けた決意を新たにしました。
また,石川会場の隣接スペースでは,各分科会個別ブースが設けられ,ポスター展示やコーディネーターによるこれまでの取り組みや今後の計画の紹介などがあり,参加者と活発な情報交換が行われ,地域課題解決に向け取り組みの理解を深めるとともに,新たな出会いや交流が生まれました。