5月12日,環日本海域環境研究センターは臨海実験施設において,新船あおさぎの出港式を挙行し,長尾誠也環日本海域環境研究センター長,鈴木信雄同副センター長,松原創能登海洋水産センター長,石川県漁業協同組合小木支所の山下久弥運営委員長,能登里海教育研究所の浦田慎主幹研究員のほか,臨海実験施設および能登海洋水産センターの教職員らが出席しました。
出港式では,地元小木の御船神社宮司が神事を執り行い,本船の安全な航海を祈祷した後,出席者らは実際に乗船し,新船あおさぎの性能を確認しました。
6.6トン,450馬力の新船あおさぎは,深海の生物や海水などを採取可能な1kmのワイヤーウインチ,マイクロプラスチックの採集が可能な装置,超音波を使って海底地形を描けるマルチビームソナーを備えています。本船を用いることで,国内外の研究者や学生の日本海海洋学研究・教育のさらなる発展を目指します。