6月4日,共通教育科目「未来デザインプラクティス『皐月(五箇山)』」を富山県南砺市・五箇山で行い,学生11名,教職員13名が参加しました。この科目は,「自分と未来は変えられる!」をテーマに,令和4年度からスタートしたものです。自分たちの“未来をデザイン”し,さまざまな背景・専門性を持つ仲間とコミュニケーションを取りながら,その実現に向けて進んでいく,その“プラクティス(練習・実践)”として,学生が参加できるプロジェクトやイベントを企画し提案することを主題としています。
地域での学びの当日は,まず五箇山の相倉集落を訪問し,民宿勇助にて五箇山での伝統的な暮らしについて理解を深めました。その後,同集落内の金沢大学五箇山セミナーハウスへ移動し,南砺市の岩本真佐美市民協働部長から「世界に誇れる『一流の田舎』を目指す」と題した講義があり,地域の特徴を活かしながら課題にアプローチするさまざまな取り組みについて学びました。
また,お昼の休憩時間には,若手職員によるランチョンセミナーが行われ,若手職員からおすすめの本についての紹介がありました。午後からは,こきりこ館へ移り,ささら編みや日本最古の民謡「こきりこ節」の踊りを体験しました。
その後,タカンボースキー場のふれあいハウスへと移動し,和田隆志学長から「本・歴史から先人の知恵を学び,想う」と題した講義,教学マネジメントセンターの山下貴弘特任助教から「自分と未来は変えられる 過去と他者を変える方法」と題した講義がありました。
講義の後は,3つの学生グループから「金沢大学の未来を自分たちでデザインしていこう」というテーマに沿って,これまで構想してきた企画の発表がありました。今後は,企画したプロジェクトをさらにブラッシュアップしながら,その実現に向けて活動を続けていきます。