6月25日,共通教育科目「未来デザインプラクティス/水無月(珠洲)」が珠洲市で行われ,学生・教職員ら32名が参加しました。この科目は,「自分と未来は変えられる!」をテーマに,令和4年度から新しくスタートしたものです。
自分たちの“未来をデザイン”し,さまざまな背景・専門性を持つ仲間とコミュニケーションを取りながら,その実現に向けて進んでいく,その“プラクティス(練習・実践)”として,学生が参加できるプロジェクトやイベントを企画し提案することを主題としています。
地域での学びの当日は,まず珠洲サテライト到着後,和田隆志学長から,「本・歴史から先人の知恵を学び、想う」と題した講義が行われました。和田学長から直接ご教授いただける貴重な機会に,学生からも積極的に質問や発言が飛び交い,充実した講義となりました。
お昼にはランチョンセミナーとして,岸岡智也特任助教(先端科学・社会共創推進機構 能登学舎)から「能登里山里海SDGsマイスタープログラムによる能登での人材育成」,山下貴弘特任助教(教学マネジメントセンター)から「自分と未来は変えられる 過去と他者を変える方法」と題した講義がありました。
午後は学生によるプレゼンから始まり,今回は6つの学生グループから「金沢大学の未来を自分たちでデザインしていこう」というテーマに沿って,これまで構想してきた企画の発表がありました。
その後,「若手職員によるラウンドテーブルトーク」では,若手職員からおすすめの本を紹介し,本を通して学生と若手職員の交流が図られました。
最後は,泉谷満寿裕珠洲市長が登壇し,珠洲の魅力を高め人口増加を目指す取り組み「珠洲市まち・ひと・しごと創生総合戦略」について,熱のこもった講演がありました。また今年5月5日に発生した「令和5年奥能登地震」について,「局地激甚災害」に指定されるまでの活動が,泉谷市長の実体験をもとに語られ,学生らは興味深く聴き入っていました。
今後は,学生が企画したプロジェクトをさらにブラッシュアップしながら,その実現に向けて活動を続けていきます。
未来デザインプラクティス『水無月(珠洲)』の地域での学びを実地
掲載日:2023-6-30
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