公開講座「ハザードマップとフィールドワークで金沢の自然災害を学ぶ」を実施

掲載日:2023-8-3
ニュース

 7月30日,サテライト・プラザにて公開講座「ハザードマップとフィールドワークで金沢の自然災害を学ぶ」を実施し,17名の中高生が受講しました。
 はじめに,講師の人間社会研究域地域創造学系の青木賢人准教授が,金沢城を例に金沢市周辺の地形について解説しました。金沢城が建つ小立野段丘が河川の氾濫によって生じたことや,森本・富樫断層により生じた段差や城壁の石材に着目し,金沢は洪水・地震・山崩れの危険性を抱えた街であり,ハザードマップなどを利用して災害に備えることが重要と述べました。
 続いて青木准教授と同系の林紀代美准教授の引率の下フィールドワークを実施し,座学で取り上げた城壁の戸室石や段丘の側面の地層を中心に,さまざまな土地の段差や水害の痕跡などを見学しました。
 受講生からは「命を危険から守る為にも災害を知り適切な行動をとりたいと思った」「フィールドワークをすることで,さらに学びを深めることができた」といった感想が寄せられ,金沢の自然災害に対する意識を新たにしたようでした。 

講師:人間社会研究域地域創造学系 准教授 青木 賢人
   人間社会研究域地域創造学系 准教授 林 紀代美

金沢大学公開講座・ミニ講演

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  • 橋場町の惣構を見学する一行
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  • 金沢城城壁の石材に着目し,噴火と山崩れの関係を考察
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