9月8日,先端科学・社会共創推進機構人材育成グループは,Project:AERUの一環で,輪島市黒島地区体感プログラムを実施し,本学学生11名が参加しました。
本プログラムは,金沢大生が奥能登地域の1つである輪島市黒島地区に赴き,伝統的建造物群保存地区の散策や,地元食材を使った料理体験,伝統的な踊りを体験することで,自身の体感として奥能登地域に対する理解を深めるもので,日頃Project:AERUに参加している学生と企画しました。
はじめに,参加学生らは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている黒島地区を訪れました。代表的な回船問屋住宅である旧角海家住宅や黒島天領北前船資料館を見学し,伝統的な黒瓦と板張りの町並みを体感しました。
続いて,一行は黒島公民館に移動し,近海で取れた食材を使い,地元の方に教えていただきながらサザエご飯,メギスのだんご汁,ニシンの昆布巻き,もずく酢を調理するとともに,地元住民が愛用している日本三大魚醤の1つ「いしる」を使った独特の食文化に触れました。
その後,学生らは地元の方の指導のもと,海上安全,無事帰宅の願いを込め,夜を徹して歌い踊られた八千代栄(やっちょい)踊りを体験しました。
学生からは,「黒島の歴史や文化,そこで暮らしている人の考えを直接聞けて貴重な体験だった」「先人が残してきた伝統や文化を継承していくために,自分ができることを一つ一つ実行していきたい」などの感想がありました。
金沢大生が奥能登地域の伝統文化を体感
掲載日:2023-9-12
ニュース