10月7日,サテライト・プラザにて,公開講座「古文書講座-上級編-」を実施し,30代から90代までの29名が受講しました。
この講座ではくずし字や古文書をある程度習得している方を対象に,講師とともに加賀藩領の文書の解読を行います。全4回の講義を通して,江戸時代の社会の特徴についても理解を深めていきます。
第1回目は『大坂大変風聞甲上状』の解読に臨みました。講師を務める人間社会研究域国際学系の上田長生准教授は,読み方や解釈方法についてその時代の背景を交えながら,一字一字丁寧に解説。受講生らは,くずし字に関する辞書を片手に,配付された解答を参考にしながら複雑な書体と向き合いました。
受講生からは「上級はさすがに難しく,分からないことも多いが,丁寧に説明してくださるので大変勉強になる。予習復習,頑張ります!」といった前向きな感想が寄せられました。
講師:人間社会研究域国際学系 准教授 上田 長生