本学では,学生の声・思いを取り入れた「学生ファースト」を念頭に置いて,学生や教職員が一体となってさまざまな取り組みを推進しています。
人間社会学域では,学生が集中して自修したり,仲間と共同して創造的な協働学修に取り組めるよう,学修環境について検討を行う「学修環境改善プロジェクト」を進めています。本プロジェクトには人間社会学域の全学類および文系の研究科から15名の学生が参加し,本年5月から既存の学修スペースの課題発見,解決策の検討に取り組みました。10月のミーティングでは,人間社会第1・2講義棟の空きスペースの学修用什器類の刷新,屋外のリフレッシュスペースの設置などの学修環境改善計画を取りまとめました。
学生からは,集中ゾーンと協働ゾーンを明確化し,集中ゾーンには,静かに落ち着いて学修に取り組めるようパーテーションやデスクを設置することが提案されました。協働ゾーンではブースの設置に加え,卓上でコンパクトに協働作業できるよう小型ホワイトボードを置くこと,電源コンセントやデスクライトの増設等,学生目線の細やかな改善策が寄せられました。今後,人間社会学域ではこれらの意見を盛り込んだ什器類の更新を予定しています。
さらに,本プロジェクト主導で,学修環境に関して広く学生の声を聴く場と,改善後の学修スペースの周知の場を兼ねた学生交流イベントの年度内の開催に向けた準備が進められています。金沢大学は今後も継続して学生の声・思いを取り入れながら学修環境改善に取り組むことで,学生の主体的,かつ,深く豊かな学びを促進していきます。
人間社会学域で学生が主体となった「学修環境改善プロジェクト」を開始
掲載日:2023-11-7
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