6月11日,金沢大学博士研究人材支援・研究力強化戦略プロジェクト(HaKaSe⁺)と学務部キャリア支援室は,KU博士キャリアセッション2024の第1弾として「学類生・修士学生向け 博士キャリアガイダンス『博士進学とその先のキャリアデザイン』」を開催しました。
当日は,博士人材のキャリア支援事業を展開する(株)エマージングテクノロジーズの深澤知憲社長を講師として迎え,博士学生の就職・キャリア形成に関する話を,本学の学類生,博士前期課程の学生のほか,博士後期課程・博士課程の学生や教職員約100名が,対面会場・オンライン配信で参加しました。
深澤氏はガイダンスの中で,博士人材の進路として考えられる様々なキャリアパス,博士人材がビジネスで活躍できる理由,企業が博士学生に求める人物像や期待している能力,研究以外に博士学生がキャリア開発のために取り組むべきことなどについて,具体的な例を挙げて分かりやすく説明しました。
続いて,同社の伊豆井尊宗氏が,自身の博士課程在学中の経験談から,「博士学生はいろいろやることがたくさんあって,研究は楽しいけれど,だからこそ博士進学やその先の進路を決めるときはきちんと考えて,大学の授業をはじめとする一つ一つのプロセスを大事に取り組んでいくことが重要である」とのアドバイスがありました。
質疑応答の時間では,会場だけでなくオンラインで視聴している学生からもさまざまな質問があり,博士課程の社会人入学,論文数や受賞歴などの就職への影響,標準修業年限で博士学位が取得できない場合の就職活動,外国人留学生に求められる日本語能力などの質問に対し,深澤氏はさまざまなケースを想定しながら回答しました。