8月27日,石川県地場産業振興センター本館大ホールにおいて,未来知実証センターテイクオフイベントを開催し,約180名が参加しました。
オープニングイベントでは和田隆志学長が主催者挨拶を行い,続いて金沢大学産学連携協力会の澁谷英利会長と,文部科学省高等教育局国立大学法人支援課の田井祐子企画官による来賓挨拶がありました。
その後,未来知実証センター長の中村慎一理事より,「未来知実証センターの役割と今後の活動」と題して,センターの取り組みを紹介しました。
本イベントでは,実現したい未来社会を描いた15の研究を「ショーケース」と称し,ピッチと展示により紹介しました。展示エリアでは,研究者や学生らが参加者に最新技術の機器に実際に触れてもらいながら説明が行われました。参加者からは,「自社の事業と関わりがありそう」,「自治体でもぜひ実装したい取り組みがあった」,「将来,これらの技術が様々なところで生かされている社会が楽しみ」などの感想が聞かれ,業界や分野の垣根を超えた未来社会について語り合う場となりました。
未来知実証センターは,令和5年4月に新設され,未来の課題を探求し克服する知恵である「未来知」により未来社会にインパクトを与えるイノベーションハブとして,研究成果の社会実装の加速と研究の発展に寄与することを目的としています。
本テイクオフイベントを皮切りに,関係機関の皆様のご協力の下,産学官金の連携の取り組みにより,未来社会を変革するイノベーションを促進していきます。