8月24日,かくまちプラザにて公開講座「未成年者による性的被害の被害開示の難しさと開示を受けた時の対処方法:子どもの『記憶』を正確に聞く方法」を実施し,20代から60代の8名が受講しました。
はじめに,人間社会研究域人文学系の上宮愛講師は,犯罪被害者基本法の基本理念および国・地方公共団体・国民の責務を解説し,未成年者の性犯罪被害の開示の難しさについて犯罪心理学などの研究知見をもとに話しました。次に,開示を受けた後の司法面接までの流れを説明し,「質問をしない」「自由報告で話す」などオープン質問の実習を通して,事実確認の初期対応で求められることを整理しました。
受講生からは,「オープン質問が簡単なようでとても難しかった」「司法面接を行う際は,今回の講義を活用したい」という声がありました。
講師:人間社会研究域人文学系 講師 上宮 愛